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続・歴代トランスポーター【9代目/ヴェルファイアハイブリッド】

トライアルワークス小坂の歴代トランスポーター9代目/ヴェルファイアハイブリッド 【ヴェル様】 のブログ

JBLプレミアムサウンドシステムで聴く「バーシア/THE SWEETEST ILLUSION」

先日の「サウンドチューニング Master CD」試聴で、ヴェル様のJBLプレミアムサウンドシステムの実力‥‥‥というか音創りの特徴がだいたい掴めたところで、まず聴いてみたくなったのがこちらのCD↓





バーシアのソロとしては3枚目のアルバム「THE SWEETEST ILLUSION」。

その前のアルバム「ロンドン・ワルシャワ・ニューヨーク」がなかなか良かったので、’92年に発売されてすぐに購入したのだけど、とにかく「音がいい」というのが第一印象で、楽曲の良さもあり、当時ハマっていた洋楽アルバムの一つである。

当時私は6代目ハイエースでカーオーディオに凝りまくっていたのだが、このCDの音の良さは当時のオーディオ仲間のあいだでも評判になっていた。

各楽器やヴォーカルの輪郭・定位、音場の広がりや奥行き感‥‥‥どれも素晴らしいのだが、なんと言っても低域の豊かさと煌びやかな高域で織りなされる音空間は、例えるなら―――この表現が適切なのかどうかちょっと自信はないが、まるで「万華鏡」のようにキラキラと輝いている印象だったのだ。

で、この「音の良い」CDを、ヴェル様のJBLプレミアムサウンドシステムで久しぶりに聴いてみたくなったというワケだ。



1曲目の「Drunk On Love」。ピアノのソロで穏やかにイントロが始まるが、そこにリズムセクションが加わると音場は一転。ピアノの低音の響きと重厚なベース、それにバスドラムが加わった「空気を震わす重低音」が響く中、バーシアの伸びやかで艶のあるクリアなヴォーカルがはっきりとした輪郭で真ん中に現れる。まさに圧倒的な高音質だ!!

太い弦がブルブルと振動するのが見えるような重低音は、このJBLプレミアムサウンドシステムが最も得意とするところかもしれない。
そして、各楽器やヴォーカルの分離感や定位も見事で、音場の広がりも充分。間奏のギターソロもリアルさ満点だし、バーシアによる「一人多重コーラス」に至っては、数人のバーシアがステージ奥に横一列に並び、一人が中央でステージの奥へ消えて行ったかと思うと、次の瞬間には目の前に現われる――― そう、まさに「イリュージョン」だ!!



それにしても、一流のサウンドクリエイターたちが制作したCDに込められた「音世界」というのは、こんなにも緻密に創り上げられているものなのだ、ということを初めて実感させられた。

考えてみれば、今までちゃんとしたオーディオシステムは持ってはいたものの、それに向き合って大音量で音楽を聴く機会というのがほとんどなかったので、今回ヴェル様のJBLプレミアムサウンドシステムのおかげで「本物の音創り」とはどういうものか、ようやく知ることができた気がする。

それほど、このJBLプレミアムサウンドシステムの音場再生能力は見事であると再認識させられたわけだが、同時にその「弱点」も今回はっきりと確認することができた。

そう、以前から薄々気づいてはいたが、高域の華やかさが明らかに不足しているのだ。

「Drunk On Love」のイントロで、例の重厚なリズムセクションが始まる前に「ウインドチャイム」の金属音が入るのだが、これが本来だと、まるで無数の金属片が絡み合いながら空から舞い降りてくるような、キラキラとした華やかで繊細なサウンドなのだが、この「キラキラ感」が少し足りないのだ。

この原因はだいたい察しがついている。

JBLプレミアムサウンドシステムが綿密なチューニングによって見事な音場を創り上げていることは確かだが、所詮は量産車のオーディオシステム。そのスピーカーケーブルはごく普通の(不純物がいっぱいの)銅線が使われているに違いない。

JBLの名を冠したシステムであれば、スピーカーケーブルの材質にもこだわるのが当然の流れだとは思うのだが、先ほども書いたように所詮は量産車のオプションの一つに過ぎないわけだから、全グレード共通のハーネスにスピーカーケーブルも含まれるため、そこだけ高価なPCOCCや6N線を使用するはずはないのだ。残念ながら‥‥‥。


スピーカーケーブルを替えれば音が変わるのはオーディオの基本。
まぁ、実際に音が変わるのかどうか疑問を呈する向きもあるが、私自身6代目ハイエースで色々ケーブルを替えてみて、その音が変わることを経験している。

材質だけではなくそのケーブルのキャラクターによっても音の傾向は変わるので一概には言えないかもしれないが、OFCではほとんど音が良くなる感じはしないけど、PCOCCにすると明らかに変化が認められ、特に高域の解像度が増して華やかさがプラスされる傾向にあると感じられた。

そう、このJBLプレミアムサウンドシステムの音は、まさにOFC以下のレベルという感じなので、ケーブルをPCOCCに替えてやれば、見違えるほど華やかなサウンドを奏でてくれるに違いないと確信できる。


とは言っても、現時点でも高域の華やかさがほんの少しだけ足りない、というだけで、致命的な欠点だはないのだけど――― 音場の広がりや定位感などはカーオーディオとしては最高レベルと思える仕上がりなだけに、もう少し高域に華やかさがプラスされれば言うことなしなんだけどなぁ‥‥‥。「惜しい!!」そんな感じだ。
でも、スピーカーケーブル交換なんて、ヴェル様の場合ものすっごく手間がかかりそうなので、現状で我慢するしかないでしょうね。

あと、もう一つ考えられるのが「ツィーターの振動板の材質」による音色。
高級スピーカーになると、ツィーターの振動板には例えばベリリウムとか、何かしら金属系の材質を用いるのが常なのだが、はたしてJBLプレミアムサウンドシステムのツィーターの振動板には何が使われているのか気になるところだ。

ところが、JBLプレミアムサウンドシステムに関しては、スピーカーの出力(W数)も含め、一切の仕様が公開されていないのである。
なぜそれらを公開しないのか、その意図は不明だが、オーディオマニアとしてはその周波数特性も含め、仕様の詳細を公開してもらいたいと思うのだが‥‥‥。
だいたいが取扱説明書のオーディオの項目があまりにもあっさりしすぎてて、これもまたオーディオマニアとしては不満の一つではある。

ツィーターの振動板に話を戻すが、私の勘では「紙の振動板」という気がしている。
さっきも書いたように、所詮は量産車の装備品。コストダウンが優先させられても仕方あるまい。

そう考えてみると、JBLプレミアムサウンドシステムの高域の音はいかにも「OFCケーブル+ペーパー系振動板」の音という気がしてきた。

‥‥‥そうだ、きっとそうに違いない。


というわけで、BASIAのTHE SWEETEST ILLUSIONをJBLプレミアムサウンドシステムで聴くことによって、このシステムの弱点を確認できたのと同時に、本物のサウンドクリエイターたちがどういう音創りを目指してCDを制作しているか、ということが少しだけ理解できるようになった気がする私でありました。


↑音の良さだけでなく、楽曲の良さでも最高レベルの極上ポップスCDです。


―――何だか、昔聴いてたCDを全部また聴いてみたい気がしてきましたよ???


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