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続・歴代トランスポーター【9代目/ヴェルファイアハイブリッド】

トライアルワークス小坂の歴代トランスポーター9代目/ヴェルファイアハイブリッド 【ヴェル様】 のブログ

ヴェル様を「左足ブレーキ仕様」に改造

最近急増している「ブレーキとアクセルの踏み間違い」による暴走事故。ブレーキだと思って強く踏み込んでいるのがアクセルペダルなのだからフルスロットルでの急加速になり、運転手本人はブレーキを踏んでいるつもりでさらにアクセルを踏み続け、悲惨な結果となる。

事故を起こしたドライバーは大抵「ブレーキが効かなかった」とコメントしているようだが、踏んでいたのはブレーキではなくアクセルなのだから、強く踏めば踏むほど加速してしまうわけだ。

このような「踏み間違い事故」が多発してしまうのは、右足でアクセルとブレーキの両方を操作するという、現代のクルマのシステムにも原因があるのではないだろうか。

そもそも昔のクルマの運転席フロアには左からクラッチ、ブレーキ、アクセルの順にペダルが3個並んでいて、左足はクラッチ操作に専念し、右足でアクセルとブレーキ両方のペダル操作を担当することになっていた。
そう、基本的にアクセルとブレーキを同時に操作することはあり得ないのだから、このシステムはとても理にかなっていた。

ところが現在ではAT車が普及し、運転席のフロアからクラッチペダルは消えてしまった。
だが、運転に際してドライバーは右足でアクセルとブレーキ両方を操作する事に変わりはなく、それに対して左足は走行中に何もすることがなくなってしまった。

右足にしてみれば「左足はヒマそうでいいなぁ。オレなんかアクセルとブレーキ両方踏まなくっちゃいけないから休む間がないよ」って感じだろう。
もしもクルマが発明された時からクラッチペダルがなかったならば「アクセルは右足、ブレーキは左足」という役割分担が定着していたかもしれない。

今から30年ほど前のことだったと思うが、AT車は「左足ブレーキ」で運転する方が良い、という考えが一部で広がったことがあり、その頃私も「左足ブレーキ」を試してみたことがあった。

この「左足ブレーキ」での運転を試みた人は、おそらく誰もがいきなり大きな壁にぶち当たるはずだ。
そう、教習所でクルマの運転を習い始めた時からずっと、左足はクラッチペダルを踏む時には一気に、そして戻す時にはゆっくりと微妙な操作を行なう、という動作を覚え込まされてきている。
その左足でブレーキペダルを踏むとなると、無意識にクラッチペダルのように一気に踏み込む動きをしてしまい、ガクンと急ブレーキがかかってしまうのだ。

だが、この「最初の壁」は、左足で踏むのはクラッチではなくブレーキなのだ、と意識することですぐにクリアできるのだが、その先には新たな壁が立ちはだかる。

それはクルマの構造的な問題だ。

今のクルマはその設計の段階から、右足でアクセルとブレーキを操作しやすいようなペダル配置になってしまっているのだ。

私の記憶ではAT車が出始めた最初の頃には(左足でも操作しやすいようにかどうかはわからないが)横幅がとても広いブレーキペダルを装着しているクルマもあったような気がするのだが、今のクルマのほとんどは踏み面の小さなブレーキペダルが右側にオフセットされて装着されている。
そのため、左足でブレーキを踏むためには不自然な動きを左足に強いることになってしまうのだ。

数十年前に私が「左足ブレーキ」を試してみた時も、この「壁」のせいで結局断念し、通常の「右足ブレーキ」に戻したという経緯がある。

そんな試行錯誤を経たのちに落ち着いた私の「右足ブレーキ」運転法ではあるものの、冒頭に書いたようにブレーキの踏み間違いが原因と思われる悲惨な事故が頻発していることを考えると、もう一度「左足ブレーキ」への切り替えを検討してみようという気になってきてしまった。

だが、長年身体が覚え込んでいる「ブレーキは右足」という反応を、果たして今から完全に「ブレーキは左足」に書き換えることが可能なのか――― パニックになった時に混乱し、かえって暴走につながってしまう可能性はないのか―――!?!? いろんな考えが頭の中をよぎったりはしたものの、まずはヴェル様での「左足ブレーキ」をとりあえず試してみることにした。



↑これがヴェル様のペダル配置。思ったよりブレーキペダルは右寄りではないのだが‥‥‥




↑実際に運転する時はこんな感じで、左足でブレーキを踏むと‥‥‥

 
↑こんな状態になる。踵をもっと右に置けばもっと自然に踏めるのだが、それだと平常時にフットレストにつま先を置くと不自然な足の形になる。

まぁこんな感じだけど、近場をちょっとドライブして「左足ブレーキ」を試してみた。

やはり一発目は急ブレーキになってしまったが、その後はスムーズに停止できるようになったので、左足でブレーキを操作する事に関してはとりあえず問題はなさそう。
だが、やはりフットレストとブレーキペダルの位置関係が悪すぎて、左足のスタンバイ位置が定まらないし、何とかいい位置を見つけても踵を中心に左右に大きくつま先を振ってやらなければならない。

う~む、左足でブレーキを操作すること自体には、運転がより快適になる可能性を秘めていると感じるのだが‥‥‥ペダル配置をなんとかしないとデメリットの方が大きいと感じた。


というわけで、ネット上で踏み面の大きい後付けのペダルプレートを探すことにした。

amazonで検索すると、例によって(?)まぁ出てくる出てくる、C国製の胡散臭い商品の数々。
中には「なんちゃってTRD」のロゴ入り格安品とかもあって、これって商標権の問題とかクリアしてるのかなぁ???と心配になってしまうけど、amazonにはこういう商品が怪しい日本語とともにたくさん掲載されているので注意しましょう。

特に今回探しているのはブレーキを操作する重要なパーツだけに、信頼性の高い商品を選ぶ必要があるのだけど、しばらく探していると「こういうのが欲しかった!」という商品を発見!!


星の数ほど掲載されているペダルプレートの中で、ひときわ異彩を放っていたアルミ削り出しのこのパーツ。販売元はバイクパーツで有名なプロトだし、なんと言っても「左足ブレーキ」に対応する左側に延長された形状というのがストライクゾーン。

そして、同じメーカーのこんな商品も発見!!


ローレット加工したステップバー付のフットレスト。いかにもバイクパーツ屋らしい製品だが、これならフットレストとブレーキペダルの高さの差も少なくなり、左足の移動がスムーズにできそうだ。

まぁどちらも安くはない商品ではあるが、ブレーキ操作にかかわる重要なパーツであることを考えれば、このくらいの出費も致し方ないだろう‥‥‥ ということで両方ポチり、翌日に早くも届いた。





さすがは安物ではない日本製。パッケージも高級感タップリだ(もっと簡素にしてその分安くしてくれた方が、私のようなビンボー人にはありがたいが)。

では早速ブレーキペダルから取り付けることにしよう。



↑ノーマルペダルのゴムを取り外した鉄板の形状に彫り込まれた裏側。これだけでもうガッシリと取り付けられる気がしてくる。



↑穴位置をケガキ針でしるしして―――



↑オートマチックポンチでポンチング。



↑充電ドリルでまずは2.4mmの穴あけ。



↑そして6.5mmで穴あけ。



↑面取りツールでバリ取り。



↑付属のボルトナットでしっかり固定して、ブレーキペダルは完成。
続いてフットレストの取り付け。



↑付属のタッピングスクリューで取り付けてみたが‥‥‥



う~~~ん、ブレーキペダルの方がまだ高すぎるので一旦取り外して‥‥‥



↑プレートを曲げてステップバーを高く改造。
高さ的にはこれでOKとなったのだけど‥‥‥



↑ブレーキペダルの左端の角に靴底が引っかかるので、これも一旦取り外して角を大きくRに面取り。



‥‥‥というわけで、これにて取り付け完了。「左足ブレーキ仕様」のヴェル様に生まれ変わりました(^_-)-☆



以上、取り付け作業にはけっこう道具や技術が必要だけど、まぁ私は機械加工が本職ですから、楽勝だったかな!?!?

あとは、これで実際にドライブしてみてどんな感じになるか――― それは次回のお楽しみ、ということで(^^)。


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