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続・歴代トランスポーター【9代目/ヴェルファイアハイブリッド】

トライアルワークス小坂の歴代トランスポーター9代目/ヴェルファイアハイブリッド 【ヴェル様】 のブログ

今年初の奥日光は雪景色

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今年初の奥日光は雪景色

3月の中頃、戦場ヶ原周辺でベニマシコやキレンジャクが見られるという情報をキャッチしたので、これは居なくなる前に行かねば――― という感じで3月25日に、昨年の12月初め以来約4ヵ月ぶりとなる奥日光へ行ってきた。

だが、暖かくなって来たとは言え3月の奥日光はまだ冬。まぁだからこそ近所では見られない冬鳥が居てくれるわけなのだが、その数日前にけっこうな量の雪が降ったりもして、戦場ヶ原周辺はまだ雪が残っていることが予想された。

ただし、12月の時に比べかなり日が長くなっているから時間的には余裕がある。
なので、行きは高速道を使わずに下道で現地入り。赤沼に到着したのは11時少し前だった。



ご覧のとおり路肩の所々に除雪した雪が高く積まれているものの、思ったより雪は少ない感じだ。
そしてクルマを降りて山歩きの準備をしようと思ったら、道路の反対側、公衆トイレの横に大砲レンズを三脚に据えて地面を狙っている数名の方々の姿を発見。
「これは何か居る!」と、慌ててRX10M4+TCON-17Xを手にその場所へ急ぐと、数羽のマヒワが地面に降りてエサを食しているところだった。


マヒワの群れにベニヒワが混ざっていることもあると聞くので。周囲を探してみたが地面に居る3羽のマヒワ以外、残念ながら全くトリの気配はなかった。
ここでマヒワをたっぷり撮らせていただいた後、クルマに戻って着替えたり山歩きの準備を済ませて、いよいよ山歩き開始。

今回のルートは、小田代ヶ原まで行って戦場ヶ原南側の自然研究路を辿り、赤沼に戻るという無理のないコースにした。
まずはいつものお約束・戦場ヶ原の「ワタスゲポイント」まで行って湯滝を撮る。



この時は、後であの場所に行くことになるとは全く思ってもいなかったのだが‥‥‥。
これを撮った後、いつものように来た道を引き返し、小田代ヶ原へと向かう。

いつもはヒガラやゴジュウカラなどと出会うことの多い林の中を歩き続けるが、トリの姿はまったく見かけない。
そして、小田代ヶ原に近付くにつれて積雪が深くなってきた。



やがて小田代ヶ原の見える場所に到着。



ほぼ一面雪。そして私のほかに歩いている人はほとんどいない。

シーズン中には低公害バスが通る道路の脇には、風のいたずらだろうか、いろんな形の雪のオブジェ?が私の目を楽しませてくれた。



↑こんなミシンのような?形から‥‥‥



↑こんな人の横顔みたいなものや‥‥‥



↑こんなのや‥‥‥



↑こんなものとか、不思議なオブジェがたくさん立っていたのでした。

上のなんか、思わずこんな風にイタズラ書きしてみたくなっちゃいます(笑)↓



道路脇のいろんなオブジェを楽しみながら到着した小田代ヶ原の展望台はこんな状態↓




シーズン中はあんなに賑わっていたベンチも雪に埋もれてしまっています。

そしてこんな状況の中、私は予定通りここで昼食。
こんな大自然の中でたった一人――― 私はこんな時間が大好きだ。

そんな「大自然を独り占め」の贅沢なお昼タイムを終えてまた歩き始めるが、歩道の積雪状況はさらに悪化。



木道の上が「吹き溜まり」になっているようで、雪の尾根を歩かねばならず非常に歩きづらい。
通常の同じルートより何倍も?体力を消耗してしまいそうな状況が続く。

この後、小田代ヶ原西端から西ノ湖・千手ヶ浜方面に向かう分岐を左に曲がる。



いや、もちろん今回は西ノ湖や千手ヶ浜には行くつもりはないが、この先にトリが沢山いるポイントがあるので、そこまでちょっと足を伸ばすだけ。
だが、このルートはほとんど人が通っていないため雪が踏み固められておらず‥‥‥というか、もっと寒い時だと表面が凍っていて上を歩けたのだろうけど、少し暖かくなって表面が融けてきているので、体重をかけるとズボッとくるぶしのあたりまで靴がもぐってしまうという状況で、歩き難いことこのうえない。

そんな状況の中、ようやくそのポイントまで到着したものの、ここにもトリの姿はない。
だが、なにか気配のようなものを感じたので、ここでしばらくじっとして待ってみることにする。


15分くらい経過した頃だったろうか。「キョッ」というひと鳴きとともに現れたのは―――



オオアカゲラだ!!
オオアカゲラといえば、昨年11月にRX10M4を初めてここに持ち込んだ際に、目の前に現われてくれたのにみすみす撮り逃がしてしまうという痛恨の失敗を犯してしまったトリだったが、今回RX10M4+TCON-17Xでリベンジを果たせたということになる。

このオオアカゲラは、私がこの場所で15分以上じっとして「自然の一部」になっていたおかげで?しばらくの間夢中で木の皮をつついてエサを探していたため、たっぷりと撮らせていただくことができた。それはそのうちあちらのBLOGの方に載せることにしよう。

そんな感じで、今日は収穫があったのでもう戻ることにしたのだけど、歩道の積雪状況は相変わらずで、距離の割には体力を消耗してしまった私は、けっこうバテバテ状態でやっとヴェル様の待つ赤沼へ辿り着くことができたのでありました。



時計を見ると午後4時――― まだ明るいし日没まで時間もある。
ということで、ここからはヴェル様に乗って光徳と湯ノ湖を廻ってみることに急遽決定。まずは光徳へ行ってみるが、トリの姿はヒヨドリのみ。すぐに見切りをつけて湯ノ湖へ向かう。

湯滝上の狭い駐車場にクルマを停め、湯ノ湖の水面に浮かぶ水鳥を確認して行くと‥‥‥



↑いたいた!ホオジロガモ発見!!



↑カワアイサのつがいも発見!!

じつを言うと、小田代ヶ原へ行く途中ですれ違った若いトリ仲間の方と情報交換した際、湯ノ湖に見たことのない水鳥が居た、ということを教えていただいていたんですねぇ。
ホオジロガモもカワアイサも、どちらも初見のトリでした。ありがとうございました。

で、もう暗くなり始めていたけれど、せっかくここまで来たのだから、いつもは下から見上げてばかりいる湯滝を上から撮ってみた。



↑シーズン中は大勢の人で賑わう展望台も人っ子一人いない。



↑湯滝って上の方は2段になっていたんですねぇ。



ぐっと引いて撮ると、遥か先に戦場ヶ原が見える。
朝来た時は、この左の方の日が当たっている辺りからここを撮っていたんだなぁ‥‥‥( ゚Д゚)



というわけで、今年最初の奥日光はまだ雪に覆われた場所も多く、完全にシーズンオフで人もまばらだったけど、その分大自然をたっぷり満喫できてとても充実した一日でありました。

今日のGPS軌跡↓



赤線が徒歩、黄色はヴェル様での移動。

歩いた距離は9.1kmと、いつもよりぜんぜん少ないんだけど、雪で歩き難かったのでそれなりに疲れました。

奥日光がシーズンインするのは低公害バスの運行が始まる4月末だけど、時間が作れたらまたその前に来てみたいものです。


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