今回のネタは、ヴェル様を「航空母艦」に例えればその「艦載機」になることもあるマイバイク・TLR200のお話しです。
「艦載機」といえば、もう何年も航空祭とか行ってない「ヒコーキ好き」な私ですが、今年は百里基地の航空祭へ絶対行くぞ~~~、と心に決めていたのに、
あちらのブログに書いたとおり基地周辺には厳しい交通規制が敷かれるという告知がされていて、あ~こりゃクルマで来るな、って事かぁ‥‥‥と一旦は諦めかけていたのですが、バイクは基地正門近くに駐車場が用意されるというので、これはもうTLR200で行くしかない!!って感じで、「艦載」ではなく自宅から発進して「長距離奇襲作戦」を実行することに決めた。
最近ではすっかり「艦載輸送機」としてツインリンクもてぎを主戦場としていたマイTLR200↓
まずはコイツをひさびさに公道走行仕様に戻すことから始めた。
↑イギリスの取引先からいただいた「特製ゼッケンプレート」も取り付けてみました(^_-)-☆
そして次は目的地までのルートの検討。ずっと前に購入した
ATLAS ASG-CM12とその関連ソフトを使ってルートを決めていく。
国道6号等交通量が多そうな道は避け(もちろん高速道なんてもってのほか)、あとは自分の走り慣れた田舎道(?)を通るこのルートに決定し、ASG-CM12に転送。
距離は87.8km――― ちょっとしたツーリングだなこりゃ。35年前の「爺さんバイク」TLR200でトラブルなく走り切れるのかちょっぴり心配になるが、まぁなんとかなるだろう。
あとは防寒対策をどの程度すればいいのかがよくわからないが、とりあえずこのくらい着込んでおけば大丈夫だろう、という感じの装備で当日朝5時40分に自宅を出発。
まだまだ夜明けまで時間があり真っ暗の中をTLR200は快調に走り続けるが、30分ほど走ったところで足がかなり冷えてきた。
靴の中にはホカロンを仕込んであるので足先はあったかなのだが、風をもろに受けるヒザからフトモモにかけてがけっこう冷えてきてしまい、これはコンビニに寄ってホカロンを追加しなければならないか‥‥‥などと思いながら走り続けていると、夜が明けて気温が少し上昇したせいか寒さは感じなくなり、7時50分に無事目的地に到着。
走行時間は2時間10分、実走行距離は89.7km――― まぁ思ったより楽勝って感じかな。街乗りバイクとしても優れたTLR200、本当に名車だね(^^)v。
百里基地に近づくにつれて、私と同じ考えのバイク仲間をかなり多く見かけるようになってきていたのだけれど、二輪駐車場にはすでに大量のさまざまな種類のバイクが停められていた。
危ないあぶない、もう少し遅かったら二輪駐車場が満車になってしまい、あやうく「駐車場難民」になるところだった(^^;。
で、ここからかなり歩いて百里基地正門にようやく到着。
この後はひさしぶりの航空祭をたっぷりと堪能。その詳細はあちらのブログにアップして行く予定ですが、今回は
RX10M4に
外付けマイクロフォンをセットして、懲りずにまた動画撮影もしたのだけど相変わらずブレブレのへたっぴムービーを大量生産(>_<)。
それでも、動画から静止画を切り出すと、こんな画像も撮れてしまいました↓
TLR200よりもずっと年寄りの「ファントム爺さん」が最後の力を振り絞って?迫力満点の機動飛行を魅せてくれました(^_-)-☆
それにしても‥‥‥航空祭ではRX10M4、最強かも。
まぁ画質はフルサイズ一眼プラス大口径望遠レンズの組み合わせに比べたらぜんぜん落ちるけど所詮はシロートの道楽。それに、いくらいい機材でもウデが悪いとまともに写せないんだけど、RX10M4はAF性能も良いし、帰ってから画像整理してたら「完全ボツ写真」が少なく、所謂「歩どまり」がすごく良いので、削除されずに残った画像の数が多すぎて、どれを使おうか迷ってしまう状態なのです。
それに、レンズ交換無しで広角から望遠まで全部カバーできるし、コンパクトでバイクで運ぶのも楽勝だし――― 周りにたくさん大砲レンズ振り回してる人がいたけど「ご苦労さまです(^^♪」って感じでしたね。
そして航空祭も終わり、最後の外来機の帰投、F-2が三沢に帰るのを見届ける。
そうです。外来機が全部帰投するのを見届けるまでが航空祭なのです(笑)。
(ちなみに上の画像はファントムのも含めて動画から切り出したものなので、通常よりも画質はかなり落ちています)
F-2帰投の動画も貼っておきます↓
その後は、人が少なくなって撮りやすくなった地上展示の特別塗装ファントムをいろんな角度から撮りまくったりして、のんびりと二輪駐車場に向かい、ようやくTLR200と再会できた時は他のバイクは全ていなくなっていました。
↑いちおうスマホの「どこCar」で停めた場所を記録しておいたけど、こんな状態なら全く必要ありませんでしたねぇ(^^;。
そしてTLR200のエンジンを始動した私は帰路につくが‥‥‥そうだ、ここでさっき書いた言葉を訂正しなければ。
そうです。「おうちに帰るまでが航空祭(笑)」。いいものがたっぷり観れて興奮冷めやらず状態なので、浮かれて走ってて事故を起こさないよう十分気を付けて帰らないと。
というわけで、帰り道は渋滞してるところも多かったし、途中でちょっと道を間違えたりもしたので2時間40分ほどかけて19時頃に無事帰宅。自宅そばのいつものGSでガソリンを満タンにすると、5リッターちょうど入った。
TLR200のガソリンタンク容量は6.5リッターなのでまだ余裕がある。ホント街乗りバイクとしても優れてるなぁ。
出発前に満タンにして、往復約180km走って5リッター消費したから、燃費は36km/lということになる。ヴェル様の約3倍の数値だが、荷物の積載可能量や快適さなどを考慮すると、この燃費は良いのか悪いのか‥‥‥ 何とも言えないところだ。
↑ASG-CM12による帰り道の走行記録。
話は逸れるけどこのASG-CM12、私はこうやって今でもたまに使っているが、ユピテルではもうこの手の商品に販売はやめてしまっているようだ。
まぁね、スマホがあればいろんなアプリで、ナビゲーションも含めてこういう使い方できますからね、この手の商材は売れなくなってしまったんでしょうね。
TLR200の話の戻るけど、上の画像の右の方に出ている最高速度は、出そうと思えばもっと出せるが、何かあった時に対処できない危険領域に入る感じなのでやめておいた、って感じ。
というわけで6年ぶりに観に行った百里基地航空祭では、もうじき退役するであろう「ファントム爺さん」等の機動飛行を間近で堪能できただけでなく、その行き帰りでひさびさにバイクで長距離を走り、改めてバイクという乗り物を操ることの楽しさも体感することができた。
このTLR200というバイク、200ccという排気量でありながら、4ストローク単気筒エンジンならではのドコドコとくるエンジンの鼓動を味わうことができ、早めにシフトアップして低回転でアクセルをガバッと開けた時のフィーリングが最高で、そのような走り方を堪能してこの燃費というのは十分満足できる数値だと思う(ちなみにそのエンジンの調子良さの大きな要因となっているのが、この私がセッティングした
TLR200用キャブレターKITであることを、声を大にして伝えたい(笑))。
両手両足をフルに使って操作し、体重移動で曲がるなど、身体すべてを使って運転するバイクという乗り物は、五感を研ぎ澄ますには最高の道具で、これに乗っていれば「ボケ防止」になるのは間違いないと思われるのだけど、乗っている間は音楽も聴けず(イヤホン等で聴けないことはないが危険すぎる)、ひたすら孤独な時間が流れてゆく。
―――やっぱり私は、好きな音楽を聴きながら快適な空間とともに移動できるヴェル様の方がいいかな‥‥‥(^_-)-☆