7月初めに行って以来ずっとご無沙汰となっていた奥日光へ、先日4ヵ月半ぶりに行ってきた。
私にとっての「奥日光詣で」とは、戦場ヶ原周辺の大自然の中に身を置くことによって「動物」としての自分の五感を磨くことができるだけでなく、そこへ行くまでの道中で、好きな音楽を聴きながら大好きなクルマを走らせることができるという、これ以上はない最高のリフレッシュタイムなのです。
なのに、今年はこれまでに3月と7月の2回だけ、今回でやっと3回目となったのだけど、同時にこれが今年最後の奥日光詣でとなるのは間違いなく、その分たっぷりと奥日光の空気を堪能することにしようと決めた私。朝7時ちょっと前に出発して「全下」で、いつもの赤沼駐車場へ向けてヴェル様を走らせた。
もう紅葉シーズンも終わり、渋滞もなく順調に第2いろは坂の登りに差しかかったのだけど、いつもは何台も走っているサイクリングの自転車を今回はまったく見かけない上に、クルマの数もとても少なく、ついついシフトレバーを「6速シーケンシャルシフトマチック」に入れて、久し振りにちょっぴりアクセルを踏み込んで走行してみた。
6速シーケンシャルモードにすると普段のECOモードとはうって変わり、モーターアシストも加わって登り坂をものともしない力強い加速が快感だ。
ついついアクセルをもっと踏み込んでコーナーを攻めてみたい衝動に駆られるが、それは明らかに「危険運転」のレベルに突入してしまうので、70~80%程度のパワーに抑えながらいろは坂を快調に登って行くヴェル様。
ところが、標高1,100mを越えたあたりで、タイトなコーナーの出口でアクセルをグッと踏み込んだところ、それまではすぐに力強く加速していたヴェル様が「モワッ」と一瞬息をつくような感じでモタついた。
それはモーターのアシストがない普通の2.5リッターガソリンエンジンのようなフィーリングだったので、「もしや‥‥‥」と思った私は
ダッシュボードのレーダー探知機に表示されている「HVバッテリー充電率」を確認すると―――思ったとおり「30%」と表示されていた。
そう、いろは坂の登りで強力なモーターアシストが加わる走りを続けてきた結果、バッテリー充電率が下限値の30%まで落ちてしまったので、ヴェル様のハイブリッドシステムはモーターアシストの使用を一時的にストップさせたのだった。
これはマニュアルにもどこにも書かれていないが、ヴェル様のHVバッテリー充電率は30%から80%の間にキープするように制御されている――― この事は私のこれまでの経験から言って、まず間違いないだろう。たぶんそうする事によって、バッテリーの寿命が長く保てるのだろうと思われる。
思えば以前にも何度かいろは坂を登り切る前に同じような症状が出たことがあったし、登り切った後は必ずバッテリー充電率が30%台まで落ちていた。
逆に、帰り道で第1いろは坂を下って行く際は、長い下り坂でCHARGE状態が延々と続くのだが、下り切る手前からバッテリー充電率はずっと79%(一瞬80%になることもある)のままで変わらない。
さらにもう一つ付け加えると、このHVシステムはバッテリー充電率が40%を切ると強制的にエンジンが始動して充電モードに入るので、EVモードを多用してバッテリー充電率が40%を切ってしまうと、信号待ち等の停車時でもエンジンが回り続けてしまう「充電地獄」に陥る。
なので、燃費を伸ばすコツとしては、EVモードを多用しつつもバッテリー充電率が40%を切る前にアクセルを踏み込んでエンジンを回して走ってやることが重要となる。
‥‥‥と、まぁこの車種に乗っている人以外にはどーでもいい能書きを長々とタレてしまいましたが、今回の第2いろは坂の登りでそのモタつきが出た後「黒髪平」という展望台がある右コーナーでインぎりぎりを攻めていたら、ブラインドになっていたそのイン側の路上にいきなりスマホで写真撮ってる女性がしゃがみ込んでいて、危うく轢きそうに(?)なりました↓
「轢きそうになった」というのはウソだけど‥‥‥まったく、「インスタ映え」だか何だか知らないけど、危なくってしょーがないねぇ(ーー;)。
この時はヴェル様が「バッテリー切れ」でスピード出てなかったから避けられたけど、モーターアシストびんびんのヴェル様だったらホントに轢いちゃってたかもよ(笑)。
というわけで、久し振りにドライブレコーダーDRV-610の映像をアップしてみました↓
‥‥‥以前いろは坂の映像をアップした時もZARD聴いてたんだけど、今回もまたでした。
別に私の中で「いろは坂のテーマ」になってるというワケじゃないんだけど――― 今回その良さを再確認したので、もう一度「JBLプレミアムサウンドシステムで聴く」シリーズで取り上げようかな‥‥‥???
今回の「奥日光詣で」、ネタをたくさん仕入れたのであちらのブログにもいろいろアップしようかなと思っています。