4月に入り、もうスタッドレスタイヤの出番はなかろう、ということで純正のホイールとタイヤセットに戻すことになったのだけど、どうにも洒落っ気のない純正ホイールナットも一緒に交換したくなってしまった。
だが、TOYOTA純正アルミホイールに使用されるこの「平面座タイプ」と呼ばれるナットは、通常の「テーパー座タイプ」のホイールナットと異なり、ちょっと厄介だ。
スタッドボルトが六角部分まで目一杯入るのなら問題ないのだが、実際には平面座の部分のちょっと先までしかボルトがかからないため、アルミ合金でこの形状のナットを製作して使用した場合、フランジ部分でナットが断裂する可能性が大となる。
このため、テーパー座タイプのホイールナットはもう星の数ほどアルミ合金製のアフターパーツが販売されているが、この平面座タイプはそれがない。
いや、実際には平面座タイプのアルミ合金製ホイールナットも販売されているが、車重の軽いクルマならまだしも、超重量級のヴェル様に使用して壊れないはずはない、と確信できる。
だけれどもこの純正ナットの色気のなさは勘弁してほしい――― ということでいろいろ探した結果、こんな製品を見つけた↓
スチール製のナット本体とアルマイト加工されたアルミキャップの2ピース構造で、日本製ということで強度的にも信頼できそうだし、なによりも製品のクオリティが高そうでポチッとしたくなったのだが、値段がなんと約3万円(@_@;)!!
まあね、20個セットだから1個当たり約1,500円と考えると、この作りでは安いという気もするのだけど、たかがホイールナットに3万円もかけるほど裕福ではないのでこれは却下。
で、見た目を煌びやかにするのなら、こんな「貼りもの」とか‥‥‥
こんな「被せもの」もあるんだけど‥‥‥
―――いやいや、こんなチープなモノ付けてたら、昔よく居たやたら蛍光テープとか貼りまくってるオッサンのクルマと一緒じゃん(笑)――― ということでぜ~んぶ却下。
で、もう純正ホイールナットのままでいいか‥‥‥と諦めかけていたところ、あの3万円の2ピースナットセットが、こんなパーツとセットで「数量限定特価販売」されているのを発見してしまったのだ↓
おお!!「純正ホイールに取り付けるだけでツライチに!」かぁ‥‥‥ いいねぇ。
たしかに、フェンダーとタイヤの隙間(たて方向)は気にならないけど、横方向、ボディ側面よりタイヤが内側に入っているのはちょっとカッコ悪いと思ってしまう私にとっては、これはひじょーに魅力的なパーツだ。
しかも、ホイールナットだけで3万円というのは無駄な買い物だけど、そのホイールナットとこのスペーサーが1台分セットで4万ちょっと――― これは買いでしょ!!
ポチッ‥‥‥というわけで、現物が届きました。まずはホイールナットセットから。
さすが日本製!クオリティ高いぞ!!
キャップを外すとこんな感じ。20個のうち4個は盗難防止のロックナット(専用レンチ付)。
↑キャップの内側はこんな感じ。Oリングまで入ってて、このキャップだけで1,000円くらいしそうな作り。
そしてワイドトレッドスペーサーはこんな感じ↓
こちらもさすがは日本製。強度証明書も付いてて信頼できますねぇ。
どうよこの高級感!! 1セットだけで2万円はしそうな感じ!?!?
早速スタッドレスセットを外して取り付けてみました。
↑ヴェル様専用設計だけあってフィッティングもバッチリ!!
取り付け完了! やっぱりこの純正ホイールはなかなかカッコイイね!!
ホイールハウス内側がドロだらけなのは見なかったことにしておいてください(笑) ↑おお!確かにツライチだ!!
というわけで、ヴェル様・2017年春ヴァージョン完成です!!
(バカなことやってるなぁ―――とお思いでしょうが、こうやってストレス発散してる可哀想なオッサンと思って笑ってやってくださいね)