去年の7月にコマドリを探しに行って以来、なんと半年ぶり(!)に奥日光へ行ってきた。
今回は一年で最も寒い時期で積雪量もかなり多いようだったので、もう6年も経過しているスタッドレスタイヤ(DUNLOP WINTERMAXX01)では不安なので新品スタッドレスタイヤ(DUNLOP WINTERMAXX02)に交換しての奥日光行きだ。
お陰でかなり積雪のある道路や凍結路も安心して走ることができたのだが‥‥‥
人間の方の装備の一部が、真冬の奥日光をナメたモノだったため、あわや低体温症か凍傷か‥‥‥という非常事態に陥ってしまい、途中でミッションキャンセルと相成った。
当日は一日を通して氷点下の気温↓
まぁこれは想定内だったのだけど、風が強いのが誤算だった↓
歩き始めの10時頃から5m/s以上の強めの風が吹き、昼休みをとった13時には8.2m/sという強風を記録している。
体感温度はマイナス10度以下という厳しい寒さの中、まず悲鳴を上げたのは手の指。
カメラ(とスマホ)の操作性を第一に考えて薄手の物を選んだのが第一の失敗だった。
しかもこの防寒性も防水性もない手袋を早い段階で濡らしてしまうという失態も重なり、割と早い段階から指先が冷え切ってしまったのだ。
リュックの中には防寒性のある予備の手袋も入れていたのに、低体温症になりかけて思考力が低下していたせいか?取り替えもしなかった結果、最後には指が痛くなってしまい「凍傷になるんじゃないか!?」と思うような状態になってしまった。
そしてもう一つの失敗‥‥‥これはもう「冬山をナメとんのか!?」と言われても仕方がないのだけど、アウタージャケットに以前仕事用に買ってあった「防寒作業着」を選んだのだ↓
これですよ、その防寒作業服。
これがけっこう暖かいんで、速乾素材のインナーとフリース系のミドルレイヤーの上にこれを着たわけだけど、確かに暖かかったんだけどなにせ「透湿素材」じゃないんで、階段を登ったり速足で歩き続けた結果、インナーが汗で濡れてしまったんですよ。
氷点下で風が強い状況の中、それが「命取り」でしたね。
歩き続けているうちは体から熱が発生するので問題なかったのですが、強い風でちょっとした地吹雪状態の小田代ヶ原で休憩していたらあっという間に寒くなってしまったのだけど、そこで冷たい飲み物(冷やしていなくても保温容器に入れてないと冷たくなってしまう)を飲んだことでさらに身体の芯から冷えてしまい、もう低体温症の入口に入ってしまったと感じたので、そこで即座に「撤退」という判断を下したという次第。
いや~お恥ずかしい。途中で沢山のスノーハイキングを楽しむ方たちと逢ったけど、皆さん登山用の透湿素材と思われるカラフルなアウターに身を包んでいて、作業服を着てるのなんて私しかいませんでしたよ(笑)。
帰ってすぐ登山用のアウタージャケットと防寒手袋を注文したので、次回行く時はバッチリだ!?!?
(たぶん次に行ける時はもう暖かくなってると思うけど‥‥‥)