まず最初に、相次いで関東地方を襲った台風15号、同19号、そして10月25日の豪雨でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われたすべての方々に心よりお見舞い申し上げます。
最初にやって来た台風15号、こいつはいわゆる「風台風」で、わが家もその猛烈な風のお陰で少しばかり被害を受けたのは
お伝えした通りですが、その約一か月後にまた同じコースで関東を直撃した台風19号。
15号の暴風で恐ろしい思いをしたというのに、19号はそれよりもさらに勢力が強く、かつてない被害が予想されるということで、これはもうできる限りの対策をしなければならないと強く感じた私は、台風直撃の3日前にまず家の敷地内にある2本の木が倒れる可能性を低くするために、チェーンソー等を酷使して枝払いを行ないました。
まず、裏口にあるヤマザクラの木は、地上2m位のところからバッサリと切りました↓
あ、葉っぱが一杯なのはヤマザクラではなくヤツデです。
切る前の状態はこんな感じ↓
まあこれは4月の花が咲いている時の写真ですけど、これを細かく切って袋に詰めて「燃えるゴミ」に出したのですが、大きめの袋で10個以上の量になってしまい、いっぺんに出す訳にもいかず何回かに分けて出すことになりました。
そして、これよりずっと大変だったのが駐車場前の「カイヅカイブキ(貝塚伊吹)」の木↓
これは台風15号の時の記事でも使ったストリートビューのスクリーンショットですが、もう育ちすぎちゃって電線にも当たってて、かなり前から枝を切らないと‥‥‥と思っていたので、こちらもかなり枝を切りました
↑この画像では判りにくいけどかなり思い切って横に張り出した大きな枝をたくさん切って、その切った枝がそれはもうものすごい量で、こちらはとても袋に入れて家庭ごみでは出せない感じだったので、そのままヴェル様の後ろに詰め込んで、市の粗大ゴミ処理場に持って行ったのですが―――
なんと!!
「生木は受け付けてません」だと!?!?
ったく、せっかくヴェル様に目一杯詰め込んだのにそりゃーねーよ!?!?
また全部降ろして、ヤマザクラと同じように細かく切り刻むのはもうカンベン、だいたいがヴェル様の定置場は、一度に積み切れなかったカイヅカイブキの切り落とされた枝が山積み状態(写真撮っておけばよかったと後悔しまくりだがそんな余裕はなかった)。
こうなったら生木を引き取ってくれる処分場を探すしかない、ということで三郷インター近くにある産業廃棄物処理場に電話したら生木もOKとのことだったので、車内にヒノキの香りが充満する(注:カイヅカイブキはヒノキ系の木です)ヴェル様ですぐにその産廃処理場へ向かったのだが―――
↑これがその場所のストリートビュー。実際には順番待ちの車列が手前の道路から7~8台並び、ここで働いている作業員の方もほとんどが「外国人労働者」さん。並んでいるクルマも荷台に産業廃棄物を積んだダンプや軽トラックで、それに乗っているのもニッカポッカ、ドカヘルのお兄さんばかりで、そこに並ぶヴェル様の場違い感ったら、そりゃ~もうハンパない(笑)。
で、30分ほど並んでようやくヴェル様の番が巡ってきて、外国人労働者その1(敬称略)が手招きする場所へヴェル様を入れ、リアゲートを開けると外国人労働者その2、同・その3(敬称略)がワーッとやって来て、ヴェル様に積み込まれたカイヅカイブキの残骸(太い枝もあり)をすごい勢いで引きずり下ろす。
「あぁ~~~、キズがつくからもう少し丁寧に‥‥‥」と思っているうちに全部降ろし終わり、その後外国人労働者その4(敬称略←しつこい)がきったねぇホーキでヴェル様の中を掃きはじめたので「オーケー、オーケー!掃かなくていいよ!!」と言ってリアゲートを閉めようと自動開閉スイッチをONしたのだけど、閉まり始めたリアゲートをこれまたきったねー手袋をした手で強引に締めようとするもんだから、ヴェル様のリアゲートは安全装置が作動したかなんかで逆に開き始め、それでも外国人労働者さんは力ずくで閉めようとしたもんだからリアゲート様はパニックに陥ってしまったのか「ギコギコギコ‥‥‥」と今まで見たこともない変な動きをしてしまうという修羅場(笑)。「ドント・タッチ!」と大声で言って押すのをやめさせてようやく閉まったリアゲートには、その外国人労働者さんの手袋の跡がクッキリと残っていたのでありました‥‥‥(泣;;;)。
結局ヴェル様一杯分の生木の処分料を6,600円取られ、まあ仕方ないかと思いながら自宅に戻り、駐車スペースに山積みされた大量の「要処分生木」を細かく切って袋詰めする作業に取り掛かった。
まあ60cm以下に切れば家庭ゴミとして燃えるゴミの日に集積場に出せるのだが、チェーンソーを使っても大変な手間で、約半日かかってゴミ袋(丈夫で大きめのやつ)に全部詰め込んだのだけど、その数なんと20袋以上(@_@;)!!
この一部始終の写真も余裕がなくって一切撮っていなかったのは本当に悔やまれるが、なにせ最強の台風19号が直撃するということだったので、とにかく対策できることは全部やっておこうという感じで、これ以外にも屋上のいろんな物が飛ばされないように固定したり、まさに「過去最大級」の備えを行なったわけです。
9月の15号の時の暴風で過去最大級の恐怖を感じていて、今回の19号はそれよりももっと勢力が強く、しかも予想進路が真上を通過となっているので、今回ばかりは何らかの被害は避けられないと覚悟をしていました。
それだからこそ、事前に対策できることはすべてやった上でいよいよ台風直撃の時を迎えたのですが、だんだん接近してきても15号の時のような強風にはならない。
雨は強く降ってはいるものの、道路が冠水するほどでもない。
そうこうしているうちにいよいよ台風の中心が近づいてきて、風は強くはなって来たものの、15号の時に比べると大したことはない。
そして夜10時過ぎ、外が急に静かになった。
雨は止み、風もほとんど吹いていない。
その直後、テレビで「台風19号は現在松戸市付近にあり‥‥‥」って、松戸と三郷は川を挟んでとなり町―――ということは今、台風の目の中ってこと!?!?
そうなんです、この頃には衛星写真では「台風の目」は確認できなくなっていたけど、それでも台風の目は存在するのです。
その証拠にこの数分後、今までと逆の方向から強風が吹き始めたのでありました。
そんなわけで台風19号が真上を通過した我が家では何の被害もなく「大したことなかったね」とホッとしたのですが、その後各地で大雨による甚大な被害が発生したのはご存知の通り。
台風15号は「風台風」、そして19号は典型的な「雨台風」だったようです。
三郷周辺で被害が出なかったのはたまたま「線状降水帯」の切れ目に連続して入っていたからで、これがちょっとずれていたら大きな被害が出ていた可能性も否定できません。
そう、まさに「明日は我が身」―――他人事ではないのです。
↑台風19号が過ぎ去った後、出し切れなかった枝や葉っぱの残りをゴミ集積所に出すためヴェル様に積んだ時の写真。
粗大ゴミセンターで追い返され、例の産廃処理場へ行った時には、リアゲートを開けるとそこはすべてカイヅカイブキの枝と葉で埋め尽くされていたのだが‥‥‥ホント、写真を撮らなかったオレのバカ!バカ!!
この後、10月25日にも大雨が降り、千葉県や福島県などでまたしても大きな被害が出ています。日本の気候は一体どうなってしまっているのでしょうか!?!?
最後にもう一度、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。