前回の記事で書いたとおり「左足ブレーキ仕様」に改造した翌日、またツインリンクもてぎへ仕事に行ってきた。
↑こんな感じで、左足でブレーキを踏む際の足の移動量もぐっと少なくなり、自然な感じで左足ブレーキでのドライブを楽しむことができた。
もう左足でのブレーキの微妙な操作にも慣れたし、ちょっとしたワインディングロードではブレーキ←→アクセルの操作がタイムラグなしで(場面によっては同時操作も可能)行なうことができ、無駄のない走りができるという気がした。
そう、今ではラリードライバーをはじめとする多くのレーシングドライバーが「左足ブレーキ」なのも大いに納得できる感覚だ。
フットレストに関しては位置・高さ等はすごく良いのだけど、ベースの床自体が「敷いてある」だけで剛性が全くないのがとても残念だ。この形状でしっかりと固定することができれば、踏ん張りも効いてもっともっと良い感触になるはず。
で、3日間のツインリンクもてぎでの仕事を終えての帰り道、いつものように交通量の少ない裏道を「省エネ走法」で走ったのだけど、ここで左足ブレーキならではの新しいテクニック?を発見。
これまでにも何度も書いてきたと思うけど、ヴェル様の燃費を伸ばすコツは「充電地獄」にならないよう注意すること。
ヴェル様のハイブリッドシステムは、バッテリー残量が40%を切ると充電のためにエンジンが高めの回転数で回り続け、一旦この状態になると残量が50%になるまで信号待ち等の停車時にもエンジンが回り続けてしまう「充電地獄」に陥り、燃費が悪くなってしまう。
なので、EVモードで省エネ走行をしている最中は常にバッテリー残量に注意し、だいたい43%くらいまで下がってしまったらわざとアクセルを強く踏み込んでエンジンを始動させ、充電しながら最小限のアクセル開度で走行することが、燃費を伸ばすためには重要になってくる。
ところが実際に他車と一緒に走行していると、充電率が40%を切りそうな時にエンジンをかけてやって充電しながら走行していても、前車に追いついてしまうとアクセルを戻さなくてはならず、そうすると意図に反してEVモードになってしまい、気がつくと残量40%を切って充電地獄に突入してしまうことがよくある。
そんな時、アクセルを完全に戻さずに左足で軽くブレーキをかけて速度を落としてやれば、EVモードにならずに充電走行を続けることが可能となるのだ。
そんな「裏テク」も使いながら約100kmの帰路を省エネ走行した結果の燃費データがこちら↓
19.7km/lという数値はこれまでの中でもかなり良い結果だ。
これはやはり左足ブレーキの裏テクのお陰かもしれないけど、気を付けないとこんな表示が出てしまうこともあるんだよね↓
「アクセルとブレーキが両方踏まれています」って‥‥‥
もしかしたらヴェル様のコンピュータに「このオッサン、アクセルとブレーキ踏み間違えて暴走するかもしれないぞ(ーー;)」って「要注意ドライバー」に認定されちゃうかも???