先日、キャンピングカーが高速道路を走行中にタイヤがバーストし横転、運転していた男性の娘さんが死亡するという痛ましいニュースを目にした。
以前からキャンピングカーは、重量がありタイヤにかかる負担が大きく、空気圧不足で高速走行を続けた場合バーストを起こす危険性が高まる、と言われていて、同じような事故が頻繁に起きている。
わがヴェル様、キャンピングカーほどではないけど重量級で、やはりタイヤにかかる負担は大きいと思われる。
なので私はタイヤの状態には常に気を配り、ガソリンスタンドでこまめにエアを注入したりはしているものの、小さいクギ等が刺さった場合は少しずつエアが抜けるのでそのまま気付かずに高速道を走ってしまう可能性もあり、もし孫を乗せてる時に高速でタイヤがバーストしたら‥‥‥などと考えると恐ろしくなってしまい、これはもう以前から気になっていた「TPMS」を導入するしかない‥‥‥そう思うに至った。
「TPMS」とは「
Tire
Pressure
Monitoring
System」の略で、車内から常に全タイヤの空気圧を監視するシステムのこと。何年か前にこのシステムのことを知り、いろいろ製品を探してみたのだけど、当時はホイールの中にセンサーを仕込まなければならず、価格も高額だったので導入を諦めたという代物だが、しばらくぶりにネット上で探してみたら、バルブキャップにセンサーを組み込んだタイプが格安でいろいろ販売されていて、これなら取り付けも簡単だろうし、価格も手頃なので、こちらの商品をポチッてみた↓
同じようなC国製の製品が多数並んでいる中でこの製品を選んだ理由は、ディスプレイが「オレンジバックに黒文字」というところが私のストライクゾーンの「ど真ん中」に突き刺さったから。
これ以外の製品はどれも文字が発光するタイプのディスプレイなんだけど、コクピットの計器としては、オレンジのバックライトに黒の液晶文字というのが私としてはピッタリくるんですよね。
ただ、ちょっと心配だったのは「C国製」で値段も安すぎるという点だったけど、まぁこの値段なら、もしもダメダメな製品だったとしても諦めがつくというものでしょう。
というわけで、ポチッた翌日に商品が届いたのでさっそく取り付けてみた。
↑これがバルブキャップセンサー。けっこうな大きさがあるが、重さはあまりないのでホイールバランスに影響を与えることはほとんどないだろう。
このセンサーをバルブキャップの代わりに取り付け、盗難防止の意味もあって奥に写っているロックナットでしっかり固定する。だから先にロックナットをねじ込んでおいてからセンサーを取り付けるのだが、常時エアバルブを押した状態でキャップ奥のゴムパッキンでエア漏れを防ぐ構造になるので、パッキンの劣化でエア漏れを起こす可能性もあるので少し不安な構造だし、取り付けの際はパッキンが密着する前に僅かではあるがエアが漏れることになるので、素早くねじ込む必要がある。
↑取り付けた状態。ちょっと大きくてあまりカッコよくはないが、取り付けの簡単さを考えればこれはこれでOK。
そして、車内のディスプレイはこんな感じ↓
メーカー指定空気圧は2.4となっているが、いつもガソリンスタンドで2.75にセットしているので、全部揃ってはいないが表示はだいたい合っているのではないだろうか。
メーカーの説明によると、肝心のセンサーは
ドイツのInfineon製を使用しているので信頼性は十分と思われる。
ディスプレイ上面はソーラーパネルになっていて、ソーラー充電による内蔵電池を電源としているので配線等は一切不要、見やすい位置にディスプレイ本体を置くだけで取り付け完了。
電源のON/OFFは自動(振動検知でON、5分間静止でOFF)なのでまったく手間がかからない。
また、USB接続による充電も可能となっている。
取り付けた翌日、外環道を使って千葉まで行く用事があったのだけど、走行を続けていると表示される数値は刻一刻と変動し、空気圧は3.0、温度は36℃まで上昇していた。こんなシステムが5千円台で買えて、取り付けも超簡単なのだから、タイヤの異状をすぐに検知して事故を未然に防ぐためにも是非おすすめしたい商品です。
(数年前には高くて手が出なかったシステムが今ではこんな低価格で手に入るなんて‥‥‥世の中の進歩は凄まじいものがありますね)